2009年7月20日月曜日

Hallelujah,I Just want To Praise The Lord



  そういえば、ふと思い出した。今年の初めに日野市のゴスペルワークショップで「Hallelujah,I Just Want To Praise The Lord」という実に軽快な曲を歌いました。この曲は誰の曲だっけ?と引っ掛かっていました。

 さっきレコードを整理していて思い出したのですが、そうです、あのAL GREENの曲です。70年代に「LET'S STAY TOGETHER」などのヒットを連発してソウルミュージックの世界でスーパースターになった彼が、紆余曲折を経て80年代以降はゴスペルミュージックの世界へ復帰。ゴスペルシーンでもグラミー賞を獲得するなど大きな影響力を持つシンガーとして活躍していくのです。
  そのAL GREENのゴスペル時代の代表曲がこの「Hallelujah,I just Want To Praise The Lord」です。しかし!ソングライターにはもう一つ気になる名前が・・。あのMoses Dillardの名前があるではないですか!
 彼はこの曲が収録されているアルバムでギタリストとして参加しているし、Shirley CaserやWilliam Brothersが参加しているFisk Jubilee SingresのトリビュートLPのプロデュースをしているのもMoses Dillardだ。
 ここで、Moses Dillardと言われてもマニアックなソウルファンで無い限りピンとこないかもしれませんね。
 Moses Dillard。自身も60年代からシンガーとしてコンスタントにシングル盤をリリースしていくのですが、中でもMoses Dillard&Tex Down Displayとして残したレコードは素晴らしい。Shout盤やCurtom盤は良く聞いたものです。唯一のLPは数十万のプレミアが付くレコードとしてオークションなどで取引されている。この頃はリードシンガーに若き日のPeabo Brysonを立てていることでも有名。
 また、相棒のJesse Boyceと共に裏方の活躍も多く。Bill Brandon Loraine Johnsonといったシンガー達のLPなどもプロデュースしている。
 その彼も80年代はゴスペル界で活躍したのでしょうか?この時代のゴスペルのレコードの裏方で良く名前を見かけます。
ゴスペル界に復帰したAL GREENとソウル界の渋めな裏方Moses Dillardのコンビで作られた「Hallelujah,I Just want To Praise The Lord」という曲が日本のゴスペルクワイアでも良く歌われていることを知るソウルファンも少ないでしょう・・。

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